2723208 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

Allhealの森

キャリアオイルとその他の基材

line 2

 
    キャリアオイル(植物油)とその他の基材



    エッセンシャルオイルの原液は、そのままで使用するには刺激が強すぎます

    から、必ず希釈します。この希釈のための材料を「基材」といいます。

    マッサージオイルを作るときは、基材は植物を使用します。

    (キャリアオイルまたはベースオイルといいます)

    植物油は肌への浸透がよく、またビタミンやミネラルなどの栄養素も

    含まれているので、エッセンシャルオイルとブレンドすることで相乗効果も

    期待できます。


    ・希釈の仕方  エッセンシャルオイルの希釈濃度は、使用方法、使用する

    場所によって異なります。

    フェイシャル1%、ボディトリートメント5%以下で、体調やお肌の状態に

    よって適切な濃度を決めます。

    敏感肌の人は、1%~0.5%の低濃度から始めると安心

    です。 エッセンシャルオイルは1滴が約0.05mlです。

    キャリアオイル30mlに対して、エッセンシャルオイル6滴

    (数種類をブレンドする場合は、その合計)が濃度1%になります。

    小さじ1杯(5ml)のキャリアオイル+エッセンシャルオイル1滴

    =1%と覚えると計算しやすいかもしれません。

    作ったものは必ずパッチテストを行ってから使用してください。


    ☆キャリアオイルの特徴☆

    よく使われるオイルの特徴をそれぞれ紹介します

    ・ホホバオイル  ホホバの実から採取される無色から黄色で無臭の液状
             ワックスです。化学構造は人間の皮脂とよく似ているの
             で、さらっとした使用感で、肌への浸透がよくしっとり
             させます。顔だけでなく、全身のお手入れに。

    ・スイートアーモンドオイル アーモンドの種子から搾油した無色から淡黄
             色のほぼ無臭のオイルです。栄養分が豊かでたんぱく質
             がとても多く含まれていて、肌をやわらかくする効果が
             あります。 ビタミンD、Eやミネラルなども含み、肌の
             かゆみをおさえてくれます。

    ・グレープシードオイル ぶどうの種子から搾油した、淡黄色から黄色のわ
             ずかににおいのあるオイルです。酸化しやすいリノール
             酸が主成分ですが、ビタミンEが豊富に含まれているので
             日持ちします。使用感は、軽くてさっぱりとしています
             刺激やアレルギー性が少ないため、敏感肌や脂性肌の方
             に適しています。

    ・オリーブオイル オリーブの実を搾った脂で、食用としてもよく使われま
             す。食用油を肌に使うことはあまりお勧めできません。
             ビタミンA、D、Eを含有して皮膚への浸透がよく、乾燥
             肌に向いてます。炎症やかゆみもおさえ、妊娠線の予防
             にも適します。

    ・セサミオイル  ゴマの種子から搾油します。搾油方法は焙煎して搾油す
             るものと(食用ごま油)、生のまま搾油する方法が
             (セサミオイル)あります。セサミオイルは無色無臭で
             ビタミンやミネラルを豊富に含み、酸化安定性が高く、
             代謝機能を促す作用をもっています。

    ・ココナツオイル やしの果実から摂れる無色のオイルです。使用感は軽く
             乾燥を防ぎます。髪に適度な油分を補給することから、
             ヘアケア用によく利用されます。
             紫外線の刺激を緩和される作用があるので、サンオイル
             としても使われます。敏感肌の人はパッチテストをしま
             しょう。

    ・イブニングプリムローズ 月見草の種子から搾油する無色から淡黄色の
     オイル(月見草油)   オイルで、必須脂肪酸に富み、rリノレン酸を
                 多く含みます。 rリノレン酸は保湿作用に優れ
                 炎症を鎮めてホルモンの分泌を整える作用があ
                 り、アトピー性皮膚炎にも良い結果をもたらす
                 といわれています。酸化しやすいのでビタミン
                 Eを含む小麦胚芽油などに混ぜて使用します。

    ・小麦胚芽油       小麦の胚芽から採取する無色からオレンジ色の
     (ウィートジャムオイル)オイルで、いちばんの特徴はビタミンEを豊富に
                 含むことで、皮膚の老化を防ぎます。粘性が強
                 いので、他のオイルに10%程度加えて使用し
                 ます。アレルギー体質の人はパッチテストが必
                 要です。

    ・アプリコットカーネルオイル 日本ではあんずで親しまれています。アプ
                   リコットの種子から搾油するさらさらとし
                   たオイルです。ビタミン、ミネラルを豊富
                   に含み、浸透性に優れています。すべての
                   肌質に向いており、とくに敏感肌には有効
                   です。淡黄色、無臭。

    ・アボカドオイル  アボカドの種子を冷搾したオイルで、体内では合成さ
              れない必須死脂肪酸やビタミン類を豊富に含みます。
              おもにスキンケア用に使われ、肌をやわらかくする作
              用があるため、乾燥肌に効果的です。淡黄色から暗緑
              色でわずかににおいがあります。

    ・マカデミアナッツオイル マカデミアナッツの実から摂れる油で、酸化し
                 にくい性質です。調理用から化粧品まで幅広く
                 使われています。主成分はオレイン酸で皮膚の
                 老化と関係の深いパルミトオレイン酸を20%
                 以上も含んでいます。血液やリンパの流れを活
                 発にします。

    ・ローズヒップオイル   南米やヨーロッパに多くの生息する野ばらの
                 一種で、ドッグローズの実から摂れる黄色の
                 オイルです。必須脂肪酸であるリノール酸とリ
                 ノレン酸を多く含みます。水分保持作用があり
                 小じわや皮膚の老化を抑制します。他のオイル
                 に10%程度混ぜて使います。

    ・キャロットシードオイル ワイルドキャロットまたはクイーンアンズレー
                 スと呼ばれるハーブの根を他の植物油に漬け込
                 んで作られる浸出油です。根はいわゆる野菜の
                 にんじんで、カロチンやビタミンA、Cを含みま
                 す。傷ついた皮膚の粘膜を修復し保護する作用
                 にすぐれたオイルです。オレンジ色から赤色。

    ・カレンデュラオイル   マリーゴールドの花をひまわり油などの植物油
                 に漬け込んだ浸出油です。敏感肌向きで、抗炎
                 症作用、抗真菌作用に優れています。切り傷や
                 湿疹を緩和します。

    ・セントシジョンズワート セントジョンズワートの花をピーナッツオイル
      オイル(浸出油)   やオリーブオイルなどの植物油に漬け込んだ浸
                 出油です。花の色は黄色ですが、浸出油は淡い
                 赤色です。鎮痛作用に優れ、老廃物を取り除く
                 効果があります。

      
    NEXT


    アロマ&ハーブのセラピーへ戻る



     



© Rakuten Group, Inc.